幼いころは大阪に住んでいたので電車がとても身近でしたから、自然と電車に興味を持つようになって行きました。
それは特に自分だけの話ではなかったようで、近所の友達も電車好きが多かったように思いますね。
鉄の線路の上を通る電車が隣の線路に移るための仕組みは見た目にわかりやすかったのもあって幼いころの自分でも仕組みが理解ができたのですが、神戸のポートライナーや広島のアストラムラインのようなゴムタイヤ式の電車ではどうやって隣の線路に移動していたのかがよくわかっていませんでした。
まさか自動車のようにそのときだけハンドルをきって移動しているわけではないだろうとは幼心に思っていましたけどそのときはゴムタイヤ式の電車に乗る機会がなかったのでどういう仕組みになっているのかを確認する機会がなかったんです。
時は過ぎて、いつしかそんな疑問を持っていたことも忘れてしまった頃になってふいに答えを見る機会がありました。
なるほど、こうなっていたんですね。
ゴムタイヤ式の電車は色々な仕組みがありますけど、写真の方法では電車は遊園地のゴーカートのように車体の周りの枠に沿って進んでいますので、自動車のようにハンドルをきらなくても線路に沿って曲がることができるんです。
隣の線路に移るときにはその枠を線路から飛び出たり引っ込めたりしていたんですね。
実際に見てみると鉄の電車の線路の仕組みよりずいぶんシンプルでした。
以前のホトトギスの鳴き声でもそうでしたけど、長年の疑問が解ける瞬間というのは案外あっさりしているものです。
もっとも、疑問を持っていたからこそ答えを得る機会を逃さずにすんだのですからとても貴重な瞬間だったはずなんですけど、その割には大きな達成感がなかったのは「おそらくこんな感じなんだろうな」とうすうす思っていたことと現実がそんなに大きく違わなかったからなんだろうと思います。
もしかしたら皆さんにも同じような経験があるかもしれませんね。
でもそれは今まで頑張ってきたことが大したことじゃなかったのではなくて、「もうこれは大したことではない」と言えるぐらい自分自身があの頃に比べて成長しているからだったりするんです。
結果を手に入れる準備が出来ていたからこそ、結果が出たんですね。
この思ったよりも小さく感じられる結果をがっかりと感じるか、はたまた自身の成長の証と感じるかで未来は大きく変わります。
せっかくなら素敵な未来の方へ人生の線路を切り替えたいものですね。
